BE-PAL10月号

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BE-PAL10月号

インタビュー『田舎賢人!』は、世界的なマリモ研究の権威である若菜勇さんにご登壇いただきました。

阿寒湖のシンボルともなっているマリモは球状マリモと呼ばれるものです。じつは阿寒湖には丸くならない普通の藻のようなマリモも存在します。

なぜ丸くなるのかは長い間大きな謎でしたが、そのメカニズムを解き明かしたのが若菜さんです。阿寒湖は世界にいくつかある球状マリモの分布地の中でも、とびきり大きく丸い個体に生長することが知られています。そのために必要な環境条件は、さまざまな偶然が重なった結果ゆえの非常にもろいものだそうです。こうした脆弱な生きものをどうすれば守ることができるか。私たちは自然から試されています。

もうひとつの連載『四国の右下にぎやかそ革命』は、持続可能な林業のモデルとして注目される「自伐型林業」に理念について。師と仰ぐ橋本父子(徳島県那賀町)から、当連載の主人公である吉田基晴は何を学ぼうとしているのか。今号も目が離せません。