BE-PAL7月号
連載『四国の右下にぎやかそ革命』(第14回)
徳島県が始めたサテライトオフィス事業を活かした半X半ITというライフスタイル提案により、難航していたITエンジニアの確保をみごとに解決した吉田基晴さん。次に閃いたのは、地域課題そのものを解決するビジネスでした。国が地方創生(まち・ひと・しごと創生法)を言い出す前のことです。都市と地方、地域と企業の橋渡しをする会社を作ろうと新たな奮闘が始まりますが、ややもすると田舎は後ろから弾が飛んでくる…というお話です。
インタビュー『田舎賢人!』
岐阜県立森林文化アカデミー教授の久津輪雅さんに登場していただきました。
家具職人の経験もある木工のスペシャリストで、グリーンウッドワークを日本に定着させたキーマンのひとりですが、日本のものづくり文化や技術継承の現状についても研究調査されています。
今回のテーマは、まさにものづくり文化の現状と技術継承について。鵜飼用の鵜籠、和傘の部品のロクロなどの例に触れつつ、あらゆる技術の基盤である鍛造刃物の危機的現状について語っていただきました。
ご自身もさまざまなアクションを起こされています。後日談ですが、岐阜県では来年度から伝統技術の現場の「人・原材料・道具」をワンストップでつなぐ窓口の開設が決まったそうです。